今回は太ももの裏側の筋肉の筋膜リリースです。
ハムストリングスとも呼ばれる太ももの裏側の筋肉は、硬く縮まってしまうと丸腰のような姿勢になってしまいます。
前屈のストレッチで伸びる筋肉ですね。
「前屈が全然できない・・・、硬い・・・。」というお方はしっかりやりたいところです。
結構痛いかもしれませんがw
前屈はかなり改善しますし、冷え性にもお勧めです!
腿の裏側・ハムストリングの筋膜リリース
今回はハムストリングということで、ももの裏側に対して筋膜リリースを行います。
ハムストリングは前屈が苦手な方は硬い筋肉ですね。
ハムストリングはふくらはぎの筋膜リリースのようにゾーン1と2で分けて行いますが、姿勢が骨盤後傾タイプの人は特にゾーン2にトリガーポイントが集中しやすいです。
痛いかもしれませんが、深呼吸しながら取り組んでみましょう。
ハムストリングの筋膜リリース[ゾーン1]
ハムストリングは膝側がゾーン1、股関節側がゾーン2です。
ゾーン1から行います。
まずはスタートポジションから作りましょう。
①グリッドフォームローラーの上に施術する方の足のハムストリングの膝付近を置きます。
②もう片方の足は膝を立て、両手で床を押すようにお尻を持ち上げます。
もし余裕があれば施術する脚の上に反対の脚を乗せることでより圧をかけることができます。
③お尻を前に出すようにハムストリング中央辺りまでストロークします。5回程繰り返します。
・脚を重ねてる場合
④ストロークを終えたらお尻を床につき、施術している脚と反対側の手を施術しているももに置き、股関節から左右にひねるように手でマッシュします。
マッシュとはマッシュポテトを擦り込むようなイメージで、手で押さえ付けて左右に動かす動作のことです。
脚を重ねて行っている場合は重ねたまま、股関節から左右にひねるように脚を動かしてマッシュをかけます。
ゾーン1は以上です。
痛い人はもうすでに結構痛いですねw
ハムストリングの筋膜リリース[ゾーン2]
ゾーン2は骨盤の後傾に大きく関わりますので、腰が丸まるような姿勢の方は痛いと思います。
効果的ですのでがんばってやってみてください。
ではゾーン2です。スタートポジションがちょっと特殊です。
①施術する方の足をグリッドフォームローラーの上に乗せ、ゾーン2が当たるようにします。
反対の足は股関節と膝を90度くらいになるように横に開き、グリッドフォームローラーに座るような形になります。
このときグリッドフォームローラーの両端を両手で掴みます。
②握っている手で転がすようにストロークをかけます。
5回程行いましょう。
③ストロークをしたら、施術している足側の手を床につきます。
反対側の手を施術しているももに置き、股関節から左右にひねるように手でマッシュします。
これも5回ほど行いましょう。
丸腰な人はハムストリングが非常に硬いことが多いので、しっかり筋膜リリースを行いましょう。
深呼吸をしながら行うと効き目が出やすいです。
その後ハムストリングのスタティックストレッチや、トレーニングを行うことで硬い筋肉をよりほぐすことが出来ます。
丸腰な人はトレーニング前にも緩めてしまった方が、スクワットやデッドリフトといったトレーニングはうまくいきやすいです。
ハムストリングの筋膜リリースは以上です。
あとがき
実はハムストリングの筋膜リリースは圧がかけにくく、結構難しいです。
圧をかけられるのであれば、いろいろ試してみて、やりやすい方法でやっていただければと思います。
はじめはフォームに慣れないと思いますが、腰が丸まりやすい人はしっかりやりましょう。
大きい筋肉なので、血流を改善すればむくみも取れますよ!
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